Local土木屋さんの「技術士への道」


1.まずは一次試験(H18)
 平成12年の技術士法改正により、技術士二次試験を受けるためには、まずは一次試験に合格しておく必要があります。私の場合は、平成18年度に技術士一次試験を受験し、無事合格しました。

一次試験は、

に分かれます。解答は択一式なので「記述」をしなくてもいいのですが、なにせ分野が広い。建設部門の場合は、専門科目として土木工学に関する知識が必要なのはもちろんですが、基礎科目として数学・物理学や解析に関する問題もあり、とうの昔に学生だった者にはこれが難関となります。
 私が受験した時は、ある種の資格(例えば1級土木施工管理技士)を持っていれば、基礎科目の一部が免除になったので、だいぶ助かった感があります。(JABEE認定の教育課程を修めた者は、一次試験が免除となります。)


2.二次試験(1回目)(H23)
 平成18年度に一次試験には合格しましたが、その後妙に「中だれ(意欲喪失)」「いつでも受けられる」という意識が出てしまい、しばらく二次試験を放置していました。しかし、やはり心の片隅に未練があったのか、平成23年度に初めて二次試験を受験することにしました。科目は「施工計画、施工設備および積算」で、まずは筆記試験に挑戦しました。
が、 結果は・・・

筆記試験
 必須科目 A
 選択科目 B
で、不合格。

 さすがに一発で合格できるような甘いものではありませんでした。しかし、必須科目で「A」判定を取ることができたので、この部分の「書き方」「考え方」は間違っていなかったんだという自信にはなりました。あとは「選択(専門)」を重点的にやって、筆記合格を目指そうという「やる気」が俄然でてきたのです。


3.二次試験(2回目)(H24)
 平成23年度の教訓をもとに、平成24年度二次試験に挑戦。科目は前年同様「施工計画、施工設備および積算」で、必須科目は「そこそこに」、選択科目を「重点的に」勉強して望みました。
その結果、

筆記試験
 必須科目 A
 選択科目 A
で、なんと挑戦2回目にして筆記試験合格。これにはちょっとびっくりしました。

 平成24年度試験までは、口頭試験を受ける際に「体験論文」を提出する必要がありました。もしかして筆記合格していたら出さないといけないので・・と、準備しておいた体験論文をあわてて提出し、その後、さすがに口頭試験は事前に模擬試験ぐらい受けた方がいいのかもしれないと思い、「sukiyaki塾」の口頭模試を受けることにしました。高知市で行われたセミナーに参加しましたが、その結果は講師一同「うーん、まいった」と頭を抱えるという、困った内容になってしまいました。
 事例1の体験論文が「施工計画」に関するものになっていないのに加え、事例2に至っては、問題解決手段が「目的物の変更」になっており、施工計画で解決した話になっていないという散々なものでした。それでも、せっかくつかんだチャンスなので、なんとかしなければという思いもあり、口頭試験前日まで講師の方の善意により、口頭模試を繰り返し行ってもらいました。
 さて、臨んだ東京での口頭試験はどうだったかというと、悲惨な結果となりました。5つの評価項目中、左3つに「*」がつき、完膚なまでにたたきのめされてしまいました。口頭試験自体は「緊迫」したものではありませんでしたが、よくよく思い出してみれば、「設計の問題ではないですか」「ここの施工はどのように行ったのですか」「いきあたりばったりの方法ではないですか」などの質問に明確に答えることができませんでした。落ちるべくして落ちたものと思っています。


4.二次試験(3回目)(H25)
 平成25年度からは試験制度が変わりました。主な変更点は次のとおりです。
  1. 必須科目が論述式から選択式(5択)になった。
  2. 筆記試験合格者が提出していた「技術的体験論文」を、受験申込時に「業務の詳細」として提出することになった。
  3. 筆記試験の時間が多少短くなった。枚数も多少減った。(選択3.5時間→2時間 + 2時間、必須2.5時間→1.5時間)
  4. 口頭試験の時間が短くなった。(45分→20分)
 今回も受験科目は前回同様「施工計画、施工設備および積算」とし、前回と同じ失敗をしないために、「出願(申し込み)」の段階から「sukiyaki塾」のお世話になることにしました。せっかく筆記に合格しても、口頭で質問されるのは「出願」での「業務詳細」を主としたものになるため、これをないがしろにすると痛い目に合うのはわかっていました。出願時点で内容を十分に練り、論点を絞り簡潔でわかりやすいものにして提出できたと思っています。
 そして筆記対策。3回目ともなると「要領」が分かってきたのか、記述の練習でも時間内に枚数を書き切ることができるようになってきました。

筆記試験の結果は
 必須科目  A
 選択科目2 A
 選択科目3 A
で、筆記については今回も無事合格できました。

 しかし、筆記試験の時間が短くなったのはつらかった。用紙一枚あたりに使える時間はかなり減っています。問題を見たら即キーワードを書き抜き、時間内に文章としてまとめる必要があります。シャープペンシルを持つ手がかなり痛くなりました。昔に比べたら「枚数」は減ったのかもしれませんが、やはり「記述士」試験であることには変わりないようです。

 口頭試験までに論文を出す必要もなくなったので、口頭試験日までは「業務詳細」に関する質疑応答想定を作り、選択科目に関する補足を作り、倫理や法令に関する質疑も作り、「sukiyaki塾」の口頭模試も受け(なかなか厳しい模試でした・・本番の方がずいぶん易しかった)、万全の体制で口頭試験に臨むことができました。
 12月の口頭試験から3ヶ月後、ついに待望の「合格通知」がやってきました。よかったよかった。
5.技術士登録
次のものが必要です。
  1. 登録手数料
  2. 登録免許税
  3. 成年後見人・被保佐人でないこと等の証明(市町村)
  4. 成年後見人・被保佐人に登記されていないことの証明(法務局)
  5. 登録申請書
  6. 業務に従事する勤務先の証明

しばらくすると(10日程度)立派な(^_^;)登録証が送られてきます。
登録証の一部です。

戻る 次へ  TOPページへ戻る